美術と自然を感じる心安らぐ交流空間
GREETING
芸術を身近に感じられる環境をつくりたいという想いから、美術館は生まれました。銅版画の中でも希少なメゾチントという技法を通して、静けさの中に潜む力や、光と影の奥行きを伝えています。また、作品を鑑賞するだけでなく、カフェやガーデンで語らいを楽しめるよう工夫を重ねてきました。地域に根づく文化の拠点として、多くの人が交流し、新たな気づきを得られる場を育てていきます。
代表メッセージ
MESSAGE
このたび、長年の夢であった「佐藤暢男作品保存館〈土岐細野メゾチント美術館〉」を開館する運びとなりました。
美術館の構想は、私が医師として佐藤暢男先生とお付き合いさせていただいていた頃にまでさかのぼります。先生とは、医師と患者という関係を越え、20年来の親交を重ねてまいりました。
入院中も先生はいつも穏やかに版画のお話をされ、「いつか自分の作品を集めた美術館ができたら」と語っておられました。残念ながらその夢は先生のご生前には叶いませんでしたが、没後20年を迎えるにあたり、ようやくこの地にその思いを形にすることができました。
メゾチントという銅版画の技法は、光と影を緻密に刻み出す繊細な芸術です。佐藤先生の作品は、その中でも群を抜いて精緻で、温もりと深みを感じさせるものばかりです。小品から大作に至るまで一切の妥協がなく、材質の質感、遠近、立体感が完璧に表現されています。ぜひ実際に作品をご覧いただき、先生の世界に触れていただければ幸いです。
この美術館は、先生の芸術を後世に伝えるとともに、地域の皆さまが憩い、学び、語らう場として育っていくことを願っております。
風が通り抜ける丘の庭で、花々とともに、どうぞ心豊かなひとときをお過ごしください。